やったことは以下。
- High Sierra→Mojaveへのアップデート(クリーンインストール)
- グラフィックカードの交換
High SierraからMojaveにアップデートをするわけだが、標準搭載のグラフィックカード(ATI RADEON HD 5870 1GB)はMojave非対応(Metal非対応)なわけで、そのままではインストール出来ない(インストールを実行したら、非対応グラフィックカードという事ではねられた)。
ということで、Apple推奨のグラフィックカード、らしい、MSI AMD RADEON RX560 AERO ITXを購入してインストールすることにしてみた。
手順はこうだった。
- High Sierraでのグラフィックカードの交換、動作確認
- MojaveインストールUSBの作成
- Mojaveアップデートインストール、システムアップデート
- 標準グラフィックカードに戻し、MojaveインストールUSBからのインストール
- Mojaveの動作確認
- 改めてグラフィックカード交換、動作確認
1. High Sierraでのグラフィックカードの交換、動作確認
当然購入したグラフィックカードが正常に動作するかを確認しないといけないので、High SierraのままグラフィックカードをRX560に載せ替え、正常動作するか、デュアルモニターで動作するかを確認した。問題なし。
2. MojaveインストールUSBの作成
念のため、MojaveのインストールUSBを作成しておく。結局はこれが重要だった。インストールUSBの作成には、「macOS Mojave Patcher Tool for Unsupported Macs」を用いて作成した。作り方は他のブログ等で紹介されているので、特に説明はしない。
3. Mojaveアップデートインストール、システムアップデート
交換したRX 560のまま、AppStoreからダウンロードした標準のインストーラからアップデートインストールを試みたところ、まずはファームウェアのアップデートが走った。このアップデートを行い、再起動されたところで画面がホワイトアウトしてフリーズした。
ここの段階で電源オフにして良いものかとかなり迷ったが、1時間ぐらい待っても何も起こらなかったので、電源オン・オフしてみた。正直、ここが一番怖かった。このあと option ブートも command+R ブートも効かなかったが、HD 5870に戻し、option ブートを試して再起動できたので、とりあえずセーフだったようだ。
ここの段階で電源オフにして良いものかとかなり迷ったが、1時間ぐらい待っても何も起こらなかったので、電源オン・オフしてみた。正直、ここが一番怖かった。このあと option ブートも command+R ブートも効かなかったが、HD 5870に戻し、option ブートを試して再起動できたので、とりあえずセーフだったようだ。
4. HD 5870に戻し、MojaveインストールUSBからのインストール
HD 5870に戻して option ブートが出来たところで、MojaveインストールUSBからインストールをした。前回作成したSSD RAIDをフォーマットし、そのパーティションにインストールした。本来ならこのインストール後に「macOS Post Install」で「Legacy Video Card Patch」を設定すべきらしいのだが、インストール中に寝落ちてて、目が覚めたらMojaveの初期設定画面になっていた。なぜ?
5. Mojaveの動作確認
アンチウィルス(ESET)のセットアップ、TimeMachineでのバックアップ、CCCでのバックアップを行い、必要最低限のアプリを入れて動作確認してみた。なおグラフィックカードはHD 5870のままなわけだが、なぜか正常に動いていた。グラフィックカードのベンチマークを取っておかなかったのは失敗だった。ベンチマークを走らせて負荷をかけたときに、どんな挙動を示すか見ておくべきだったかなと。
6. 改めてグラフィックカード交換、動作確認
ここで改めてグラボをRX560に交換、起動、動作確認を行った。こちらは起動時に問題があるが、起動後は非常に快適な動作を示している。ただ、PCIeレーン幅がx8なのが非常に気になる。
起動時の問題というのは、option ブートも command+R ブートも出来ないということだ。これらが出来ないということは、OSのアップデート時に問題が出そうだし、また問題があったときに別ディスクからの起動をしたいときに、起動ディスクの選択が出来ないということ。リファレンスカードなんだからどうにかならないかと情報を探していたら、Appleの公式サイトにこんな文言があったのを思い出した。
"macOS がインストールされたボリュームが Mac に複数ある場合は、システム環境設定の「起動ディスク」を使って、オペレーティングシステムを切り替える必要があります。「option」キーを押しながら再起動しても、これらの Mac モデルのオペレーティングシステムは選択できません”
これって、リファレンスカードでもoption ブートに対応していないってことを示していたのか・・・? ということは、最悪アップデート時や障害発生時にグラボ交換しないと駄目かもしれない。
とりあえず悪あがきをしているが、メインディスプレイを4KディスプレイからWQHDディスプレイに移したところ、Command+R ブートをしたときにアップルロゴと起動のプログレスバーの最後の一瞬が映るようになった。そのまま通常起動されてしまうが。
何か希望はあるのかなぁ。
何か希望はあるのかなぁ。