以前、mstdnクライアントを導入する記事を書いた。ほぼ1年くらい前だろうか。mstdnが爆発的に流行った頃だったと記憶している。
それで、macのmstdn専用ブラウザが無いかと探していたところ、見つけたのが「mstdn」。そのときのクライアント設定のイメージは下のようになっていた。
投稿、ホーム、通知、ローカル、連合、と別々のウィンドウに分けて表示できる物で、便利ではあったものの、再起動時に画面を整えるのが結構面倒だった記憶がある。(だから使わなくなったというのは内緒。)
OSをHighSierraにしたので、再インストールしたらこんな画面になっていた。
Webブラウザのそれ。上がChromeの画面、下がmstdnの画面。ほとんど一緒です。異なるのは、Webブラウザのタブやメニューが無くてシンプルなこと。実は、ここが一番強みなのでは無いかなと。起動はターミナルからコマンドをたたく方式なので、複数回コマンドを呼び出すと下画面のように複数の画面が呼び出せます。
4kモニタだと便利だね。ユーザ切り換えはメニューバーから行いますが、複数画面が呼び出せる以上、呼び出した画面のユーザ選択用以外は用はないかなと・・・。
では、導入手順。前バージョンとほとんど変わってないけど、微妙に違うところもあったり。
mstdnのGitHubのアドレスはここ。Version 0.2.6になっている。
手順はこんな感じかな?画面は、すでにインストルしてしまったのでスクショ取ってません。一度アンインストールしてまでやるかは・・・。
- Homebrewのインストール
- Nodebrewのインストール
- Node.jsのインストール
- npmのインストール
- mstdnのインストール
- ユーザー情報、画面情報の設定
- 起動
では。
Homebrewは下記サイトに詳しく書かれている。英語なので、頑張って読んでも良いが、とりあえず次の一行をターミナルで実行すればOKらしい。
Homebrew Documentation : Installation
ターミナル
$ mkdir homebrew && curl -L https://github.com/Homebrew/brew/tarball/master | tar xz --strip 1 -C homebrew
$ mkdir homebrew && curl -L https://github.com/Homebrew/brew/tarball/master | tar xz --strip 1 -C homebrew
インストールできたと思ったら、ターミナルでバージョンの確認をする。
ターミナル
$ brew -v
Homebrew 1.6.6
Homebrew/homebrew-core (git revision 1588; last commit 2018-05-31)
$ brew -v
Homebrew 1.6.6
Homebrew/homebrew-core (git revision 1588; last commit 2018-05-31)
などと出てくればOK。
次に、Nodebrewのインストール。
調べると、node.jsのバージョン管理をするためのツールらしい。
コマンドは次の通り。
ターミナル
$ brew install nodebrew
$ brew install nodebrew
これでインストーラが実行される。
何やら長々と出てくるが、最初の一文に次の文章が出てくれば大丈夫っぽい。
ターミナル
🍺 /usr/local/Cellar/nodebrew/1.0.0: 8 files, 38.5KB, built in 10 seconds
🍺 /usr/local/Cellar/nodebrew/1.0.0: 8 files, 38.5KB, built in 10 seconds
次に、node.jsのインストールが待っている。
ターミナルで、以下のコマンドを実行する。
ターミナル
$ nodebrew install-binary latest
...
Installed successfully
$ nodebrew install-binary latest
...
Installed successfully
が出力されればインストール完了。インストールされたnode.jsのバージョン情報確認。
ターミナル
$ nodebrew list
v10.2.1
v10.3.0
current: v10.2.1
$ nodebrew list
v10.2.1
v10.3.0
current: v10.2.1
などと出ればOK。次に、使用するバージョンをuseコマンドで有効化する。
ターミナル
$ nodebrew use v10.3.0
use v10.3.0
$ nodebrew use v10.3.0
use v10.3.0
などと出ればOK。確認のため、listを実行。
ターミナル
$ nodebrew list
v10.2.1
v10.3.0
current: v10.3.0
$ nodebrew list
v10.2.1
v10.3.0
current: v10.3.0
これでnode.jsのインストール完了・・・とはいかないのだよ。
実行パスを通す。
ターミナル
$ echo 'export PATH=$PATH:/Users/hoge/.nodebrew/current/bin' >> ~/.bashrc
※hogeはUserのHomeDir名に変換すること$ echo 'export PATH=$PATH:/Users/hoge/.nodebrew/current/bin' >> ~/.bashrc
最後に、node.jsのバージョン確認。
ターミナル
$ node -v
v10.3.0
$ node -v
v10.3.0
と出てくればOK。出てこない場合は、[.bashrc]に書き込んだパスが読み込まれていないようなので、[.bash_profile]に下記を記述します。
テキストエディタ
if [ -f ~/.bashrc ] ; then
. ~/.bashrc
fi
if [ -f ~/.bashrc ] ; then
. ~/.bashrc
fi
そろそろ終盤。npmコマンドが使えることを確認します。
ターミナル
$ npm -v
6.1.0
$ npm -v
6.1.0
こちらも、バージョン情報が出てくればOKです。
さーて、ここまでやってきて、やっと[mstdn]をインストールできるようになりました。
ターミナル
$ npm install -g mstdn
$ npm install -g mstdn
これで、インストールしてくれるはずです。
インストールが完了したら、[config.json]を編集して、"name"にユーザ名、"host"にホスト名を入力します。そして、ターミナルから
ターミナル
$ open-mstdn-app
$ open-mstdn-app
で[mstdn]が起動します。
複数ユーザに対応させるためには、[config.json]の”accounts": 内の{}をまるっとコピーして、別のインスタンスを入力してください。ユーザ切り換えは、メニューバーから行えます。
また、ここで "normal windows"を[True]にしておくと、ウィンドウ表示になります。私はこれを[True]でデフォルトで使用しています。
長かったですが、とりあえず自分用メモとして、書いてみました。間違えていたら、こそっと教えていただければこそっと直します。
あと、参考にさせていただいたサイトさんです。
mastodonマルチアカウントクライアント「mstdn」 導入メモ
Macにnode.jsをインストールする手順。
node.jsのversionを管理するためにnodebrewを利用する - Qiita
rhysd/Mstdn @ GitHub
hokaccha/nodebrew @ GitHub
Homebrew Documentation : Installation
ではでは。