2018/07/08

MacPro (2012) 改造 (m.2 NVMe SSD活用)

前回(MacPro (2012) 改造 (m.2 NVMe SSD追加))の改造で、m.2 NVMe SSDを起動ディスクにするのを諦めましたが、なんとなく納得がいかなかったので他の使い方を模索。結果、ユーザフォルダを [m.2 SSD] に逃がしてしまうと言う手を取ることにしました。

※思いつきで始めたので、画面キャプチャが残っていません……



やったことは2つ。
1)OSのアップデート
10.13.4→10.13.5のアップデートが、RAIDドライブ対象だと上手くいかない
ようなので、ちょっと手を変えてアップデートしました。
2)SSD RAID内のユーザフォルダをm.2 SSDに移動しました。

必要な物
・CarbonCopyClorner (CCC)
・バックアップ用HDD(たぶん、空のHDDか、空のパーティションが作れるものが良い)



さて、まずはバックアップ。バックアップ用HDDを本体に追加し、CCCでメインOSのフルバックアップを取ります。

次にSSD Raidの解体。現状の[SSDx2 RAID0 + m.2 NVMe SSD Fusion Drive] という変態構成から [SSDx2 RAID0] と [m.2 SSD]に分離しました。

分離後の [SSDx2 RAID0] を再構成して、バックアップをCCCで戻す…前にやることがあります。OSのバージョンアップです。

なにかというと、OS X High Sierra では、RAID構成のディスクに対して、OSのマイナー(?)アップデートが出来ないようなのです(アップデートしようとすると、アップデート中にエラーが出て差し戻される)。なので、バックアップディスクから起動して、OSのアップデートをかけてしまいます。アップデート前のバックアップも欲しい人は、これもCCCでバックアップしておきましょう(私はしませんでしたが)。

無事アップデートが完了したら、CCCでSSD RAID0にバックアップをリストアします。

これで、バックアップHDDを抜いてSSDから起動できればOKです。



次は、ユーザフォルダをm.2 SSDに移動します。
参考にさせていただいたのはこちらのサイト
[Macのホームフォルダを外付けHDDへ移動する方法]
こちらの、外付けHDDの代わりに、内蔵m.2 SSDに移動したというものです。

1) [m.2 SSD] をOS X 拡張(ジャーナリング)でフォーマットする。
2) ユーザフォルダをm.2 SSD にコピーする
3) システム環境設定>ユーザとグループ から、自分のユーザフォルダ指定先を変更する。
4) 再起動して、ユーザフォルダが2)で移動した先になっていることを確認する。
5) 他のソフトのために、シンボリックリンクを張る。

ごめんなさい。画面キャプチャを撮り忘れてしまったので、参照先のサイトを参考に試してみてください。移動先が異なる以外は同じ手順です。

ファイルアクセス速度ですが、体感上早くなった気がしますが、以前撮ったキャプチャの速度と比べると遅いな・・・うーん?

以前のDiskMark速度

今回のDiskMark速度


ともあれ、これで、[SSDx2 RAID0] + [m.2 NMVe SSD] を有効活用できるようになりました。

あ、ちなみに、フォルダパスを直打ちするソフトウェアはきちんとパス変更しておいてください。